立夏も過ぎ暦の上ではこの日から立秋の前日までが夏になります、日差しが暑い日々が多くなりましたね、以前私の幼少期から知っていた大工の棟梁が四月に「先生じゃ夏にまた来るなぁ」って言い残して連休明けに普通に来院されて二十四節気の暦そのままに生活されているんだなぁって感慨深く思った事がございます。 　さて巷で騒がれている新型コロナウィルス、自粛疲れなんていう言葉も生まれてなんともはやでは御座います。各方面の研究により新型コロナウイルスが侵入するACE2受容体は口の中の粘膜、特に舌に多く発現しているという論文が発表されました。ACE2受容体は歯周病菌がつくり出すプロテアーゼにより多く発現するとの事。 要するに感染症である歯周病菌により炎症がある口腔内は新型コロナウィルスの体内への侵入をサポートする環境にあるという事です。 日頃メンテナンスの重要性が明白になったという事ですね、歯科で感染するリスクはゼロとは言いませんしかし限りなくゼロに近づける努力は今回の新型コロナ禍以前より継続しております。 当院でも始めた強酸性水による含嗽（うがい）は新型コロナウィルスに限らず歯周病菌にも虫歯菌にも効果があると言われております。 これから夏本番です、ご自愛下さい。