過去のブログ紹介(2020/03/11)
啓蟄の候、暖冬により桜の開花も今年は早いようで寒さが苦手な方には過ごしやすい季節になってまいりました。 啓蟄は文字通り冬眠から醒め土より這い出るとの意、生き物がアクティブになる季節です、ミトコンドリアって聞いた事ある方多いと思いますが当歯科医院にてカエルの話をお口の掃除の後聞いた方にその続きをお話し致します。 咀嚼消化によりデンプンが糖になり腸で吸収された後、糖は血液により酸素と共に各細胞に届けられます細胞の中にあるミトコンドリアはその糖と酸素をATPというエネルギーに代謝します。アンチエイジングという言葉も大分定着してきた昨今ですが老化の元凶は活性酸素ですしかし生き物はエネルギーを得るために酸素が必要です生きている限り活性酸素がDNAを壊し劣化コピーの細胞が老化という現象を起こします、そこでDNAを修復する因子を効率的に摂取することによりアンチエイジング効果を出そうとするのがアスタキサンチン等の抗酸化物質です、ミトコンドリアも細胞の一部ですが実は独自のmtDNAと呼ばれるDNAを持っております、これの存在がミトコンドリアを謎めいた物質としているのですが(昨今流行りのウィルスが関与しているのではないか等)やはりmtDNAが損傷したミトコンドリアは癌発生にも大きく関与している事が判明しております。このミトコンドリアを劇的に蘇らせる事ができたら幸せですね、実はできるのです20秒の無酸素運動と10秒の負荷の低い回復時間を交互に繰り返す「高強度インターバルトレーニング」と呼ばれる運動で3か月後、高齢者は69%ものATP合成の効率アップがあったとの事、これは肥満解消にも非常に良い効果を出すそうです。 啓蟄です運動でもしましょうか。