過去のブログ紹介(2020/11/02)
いよいよ冬の到来、欧州では再ロックダウン等コロナに翻弄される日々ではございますが皆様におかれましてはそれぞれ自衛されていることであろうと思いますが何か密やかでも良いので心躍る事があれば良いですね。 1996年に米国疾病管理予防センター(CDC)から発表された。スタンダードプリコーションという言葉をご存じの方は医療関係者の方であろうと思います。 日本語にすると標準予防策という訳が一般的ですこれは医療機関たるものどんな感染症の方が治療に来ても問題無いようにする策の事です。 具体的には微生物学的な清潔域と感染域を明確にし感染域を都度清潔域に変えていく事です、要するに医療従事者含め人間イコール感染物とみなす事です何をどこまで微生物学的クリーンをするのか?それにかかるコストを何処に求めるのか?を本当の意味で明確にしている物は私の知る限りありません。 1996年と申しますと私が歯科医師免許を取得した年でございます、なので学生時代にはそのような教育は受けておりませんスタンダードプリコーションの考え方を一般的な医学生用カリキュラムに組み込むのにどのぐらい時間を必要としたかは私は存じませんが私が実践するには勤務医時代では不可能でございました。 治療器具類等は物理的洗浄の後滅菌する、使い捨てに出来るものは使い捨てにする等が歯科の一般的な処方です。 例によって言葉で書くと非常に簡潔ですが見えない物を相手にする訳で物理的洗浄を何処まで行うか滅菌方法に瑕疵が無いかは実際に電子顕微鏡等で全て調べないと不可能な物なので全て滅菌等に必要な器具、薬品をキッチリ用法通りに守って使用する事が大切です。 鹿瀬歯科医院は実践しております。